乾電池の種類
乾電池には一次電池と二次電池の二種類があります。
一次電池は使い捨てで二次電池は充電をして何回(300~500回)も使うことができます。
一次電池
一般的によく売られているアルカリ乾電池やマンガン乾電池。
アルカリ乾電池
アルカリ乾電池はマンガン乾電池に比べ、容量も大きく、大電流を取り出すことができます。
また、製品によっては10年などの長期保存が可能なものも販売されています。
マンガン乾電池
マンガン乾電池はアルカリ乾電池に比べ安価ですが、容量も小さく大きな電流を取り出すことが苦手です。
長期保存にも向いていません。
マンガン乾電池は休みながら使うと電圧が回復するといった特徴があります。
乾電池の選び方
一般的には時計やリモコンなどの省電力の物にはマンガン乾電池が適しています。が例外も多いので下記に該当する場合は気をつけてください。
リモコンや時計でもマンガン乾電池が適さないもの
テレビの情報番組でリモコンにはマンガン乾電池が良いって言ってたからマンガン乾電池下さい。
どのようなリモコンをお使いですか?液晶表示はありますか?
エアコンのリモコンです。液晶表示はありますね。
その場合はマンガン乾電池じゃなくてアルカリ乾電池をお勧めしますよ。
何でですか?テレビではマンガンの方が良いって言ってましたよ。
確かにリモコンではマンガン乾電池の方が良いですが、適さないリモコンもあります。
適さないリモコンとは?
リモコンに液晶表示があるタイプですね。このタイプのリモコンは消費電力が多いのでアルカリ乾電池をお勧めします。
液晶表示があるタイプのリモコン
このタイプのリモコンはマンガン乾電池は適さないケースが多いです。
リモコンの裏をよく見て下さい。アルカリ乾電池仕様と書かれている場合があります。
時計の場合
電波時計機能で自動時刻合わせが付いているものはアルカリ乾電池をお勧めします。
アナログ・デジタル共にアルカリ乾電池をお勧めします。
マンガン乾電池が適しているタイプ
液晶表示がないタイプのリモコンは適している場合が多いです。
時計では、アナログタイプで時報機能や電波時計機能がないものです。
注意
電池交換をするときは、必ず全ての電池を同時に交換して下さい。また銘柄と製造時期は同じものを使いましょう。
液漏れを防ぐために
誰もが一度は経験したことがあると思いますが、電池から液が漏れて電池ケースがゴワゴワ・サビサビになったことがあると思います。
液漏れになる原因
乾電池が空になっても使い続けていると電解液が漏れます。
この電解液は有毒なので、手についた場合はすぐに石鹸等でよく洗ってください。電池ケース内に残っている場合はよく拭き取ります。端子などに残っているとと腐食します。
液漏れは不良品?
液漏れは不良品じゃないか?と思う方もいると思いますが、基本的に違います。
液漏れとは正常な現象です。
電池が空になっても使い続けていると、乾電池内にガスが溜まり圧力が大きくなってきます。
圧力が大きくなってもそのままでいると爆発します。
そこで、爆発する前に安全弁が開いて圧力を開放します。解放と同時に内部の電解液が漏れます。
液漏れは安全装置が働いたから
爆発でケガをしないようにする為に液漏れで最小限の被害に防いでいます。
この安全装置が働かないように、使用後の乾電池は速やかに処分しましょう。